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2025.12.19
体が硬い人でもできる!柔軟性を高めるピラティス習慣

「前屈で手が届かない」「肩が回らない」など、体の硬さに悩む人は少なくありません。体が硬くなる原因の多くは、筋肉の使い方や姿勢のクセにあります。長時間同じ姿勢をとることで、筋肉や関節が固定され、動きが制限されてしまうのです。特にデスクワークやスマートフォンの使用時間が長い人は、背中や太ももが硬くなりやすい傾向があります。また、浅い呼吸も柔軟性の低下を招く一因です。体が緊張状態にあると、筋肉が十分にゆるまず、動きにしなやかさが出にくくなります。柔軟性を高めるためには、ただストレッチをするだけでなく、体の深部から筋肉をゆるめる「正しい動き方」を身につけることが大切です。

ピラティスが柔軟性を高める理由

ピラティスは、筋肉を無理に引き伸ばすのではなく、「動かしながら伸ばす」ことで柔軟性を育てるエクササイズです。呼吸を意識しながら体幹を安定させ、背骨や関節をスムーズに動かすことで、自然と可動域が広がっていきます。特に胸式呼吸を使うことで、横隔膜が動き、自律神経が整い、筋肉の緊張がやわらぎやすくなります。ピラティスでは、筋肉を一方向に引っ張るのではなく、動きの中で伸びと収縮を繰り返すため、体が本来持つしなやかさを引き出すことができるのです。また、体幹を支えながら手足を動かすことで、関節に余計な負担をかけずに伸びやかに動けるようになります。これが、体が硬い人でも無理なく続けられる理由です。

柔軟性を促すおすすめピラティス動作

柔軟性を高めるためには、全身の「つながり」を意識して動かすことが重要です。ピラティスでは、筋肉を部分的に伸ばすのではなく、背骨から手足までを連動させて動かします。たとえば「キャット&カウ」は、背骨を上下にゆるやかに動かすことで、背中や腰のこわばりを解放し、体の中心から柔らかさを引き出します。「ロールダウン」は重力を利用して体を自然に伸ばし、首から背中、脚の裏までを一気にほぐす動きです。さらに「マーメイド」では体側を伸ばしながら、肩甲骨や肋骨の動きを滑らかに整えます。これらの動作はどれも呼吸に合わせて行うことで、体の内側からしなやかさが広がります。筋肉を引き伸ばすというより、“動かしながらゆるめる”ことを意識するのがポイントです。

継続するための“無理をしない”工夫

柔軟性を高めるには、短時間でも継続することが何より大切です。ただし、体が硬い状態で急に大きな動きをすると、筋肉を痛める原因にもなります。まずは深呼吸から始めて、体を温めることを意識しましょう。朝や入浴後など、筋肉がゆるんでいるタイミングで行うのがおすすめです。1日数分でも、背伸びや骨盤の前後運動といった軽い動きで十分効果があります。また、完璧を求めず「今日はここまで動けた」と前向きに捉えることも大切です。ピラティスは、体の感覚を大切にしながら続けるエクササイズ。無理をせず少しずつ続けることで、いつの間にか動きが滑らかになり、体が柔らかく変化していくのを感じられるようになります。

【まとめ】ピラティスで“しなやかに動ける体”へ

【まとめ】ピラティスで“しなやかに動ける体”へ

体の硬さは、年齢や体質だけで決まるものではありません。動かす習慣を持つことで、筋肉や関節は少しずつ柔軟さを取り戻します。ピラティスは、呼吸と体幹を意識しながら動くことで、体の内側からしなやかさを引き出すメソッドです。体が硬い人でも無理なく続けられ、継続するうちに姿勢や動作にも変化が現れます。大切なのは、焦らずコツコツと続けること。毎日の小さな積み重ねが、動きやすく疲れにくい体を育てていきます。ピラティスで柔軟性を整え、軽やかに動ける日常を手に入れましょう。